流動性とは
俺は株を買う時に、流動性が低い銘柄には投資しないことにした。
昔、情報企画っていう会社の株を保有していた。優良企業だと思って買ったんだけど、流動性が低いっていう理由で売ったことがある。
流動性ってなにかっていうと、「現金への換えやすさ」です。
「手持ちの資産を、どれだけ早く・損をせずに現金化できるか」という度合いのこと。
例えば、不動産は流動性が低い。
不景気だと、なかなか買い手がつかないこともある。
特に人気のないエリアだと、3000万円の価値のある家を3000万円で売ろうとしても3ヶ月間買い手がつかないこともあるだろう。
10%下げても売れない。20%下げても売れない。1年後、30%下げて2100万円でやっと売れた。
早く売れたか? → NО!売れたのは1年後!すぐに現金が必要だったら困るね!
損をしていないか? → NО!3000万円の評価が出ている家を2100万円で売ってしまったので、900万円の損をしている。
流動性が低いと困るっていうのをなんとなくイメージできただろうか。
つまり、流動性が低い資産を買うっていうことは、すぐに売りたいなら、損を覚悟しなきゃならないってことだ。
ていうか、本当に流動性の低い物は、値段を下げても、買い手がつくまで時間かかるからね。
今、本棚見てるんだけど、えーと、「周易裏街道」がある。
あの高名な仁田丸久先生のご著書で、昭和のオリジナル版は100万で売られていたという伝説のあの本だ!

周易裏街道(全2冊)
俺は復刻版を4万円くらいで買ったんだけど、2026年10月現在Amazonにて今、中古で6万くらいで売られてる。品切れになって値段が上がってるのかな。
じゃあ、売値3万円くらいに設定して、待ってたらいつか売れるんじゃないかな。
でもさ、どれくらい待てば売れるんだろうか?
1年か?2年か?3年か?
売値を2万円に下げても5年間売れないかもしれない。
だって、誰が買うんだよ!こんなマニアックな本!
つまり、流動性が最悪ってことだ。
この世のほとんどの人は、仁田丸久の価値を理解しているとは思えないからな。
あ、俺だったら喜んで買うよ?
孔丘みたいに、周公旦最高!って思えるヤツが人口の半分いたら、周易裏街道の流動性は抜群だけど、そんなわけねえから!
ちなみに、俺は「うらおもて周易作法」も当然、所有してるぜ!本当は、知る人ぞ知る「うらおもて周易作法」をネタにしようと思ったんだけど、マニアックすぎてあなたがドン引きしたらいけないから、有名な周易裏街道の方にしたんだよ!俺は空気を読めるんだぞ!

うらおもて周易作法(全5巻セット)
次は俺たちが売買する株の流動性について語るよ。
株の流動性
流動性が低いと適正価格から離れる危険がある
流動性が低いとさ、適正価格で売買できない時があるんだ。
例えば、株価1000円のウンコ株式会社があったとして、調べてみたら、すごい業績が良くて割安価格だから、500株買おうと決めたとする。
でも、流動性が低い・・つまり、売ってもいいって人がメチャクチャ少なかったら、どうなるだろう?
株価1000円ってネットで表示されてるのは、直近1000円で売買があったってだけだ。
今、1000円で買えるって意味じゃない。
もしウンコ株式会社の株を売ってもいいっていう人が2人しかいなくて、
一人は1200円で100株を売ると言っていて、
もう一人は1500円で200株売ると言っていたら、どうなるでしょうか?
(インターネットで表示通りの)1000円でこの300株を買えたら、30万円で済んだのに、
流動性が低いせいで、300株を買うのに、42万円も支払うことになる!
1200円×100=12万円
1500円×200=30万円
12万円+30万円=42万円です。
つまり、インターネットで株価を見たら1000円って書いてあるから、300株を30万円(1000×300)で買えると思ってウキウキしていたのに、実際は42万円もかかってしまうってことだ!
それって悔しくない!?
しかも、本当は500株欲しいのに、300株しか買えなかった!
他に売ってくれる人がいなかったからだ。
流動性が高かったら(ウンコ株式会社を売買する人がメチャクチャ多かったら)、
1000円で売ってもいいっていう人がたくさんいたはずだ。
流動性が高くて1000円で売りたいっていう注文が3000株分とかあったら、500株は1000円で余裕に買えてしまう。
流動性が低いと大口の投資家が買えない
大口の投資家っていうのは、たくさんのお客さんからお金を集めて株を買って儲けようとする資産運用会社や、年金を運用する公的年金基金や、超金持ちの個人投資家など、巨額の資金で株を売買する人たちのことだ。
ウンコ株式会社のように流動性が低いと、
10億円買いたいというような大口の投資家には買ってもらえなくなる。
だって、10億円どころか、2人が売ってる300株を42万円でしか買えないわけだから。
こういう大口の投資家が売買できるくらい流動性が高いと、
値動きがマイルドになるんだよ。
すごい大量注文してもそんなに急激に値段が動かなくなる。
そこはとても良いことだ。
俺がウンコ株式会社がすごく気に入って、1000円で1万株買いたいとする(つまり1000万円分だ)。
大口の投資家が1000円で3万株を売りたがっていたとしたら、
俺が1万株の買い注文を出しても、株価は1000円のまま動かない。
大口投資家が1000円で全部売ってくれたからだ。
じゃあ、4万株買いたかったら、どうなるだろう。
この大口投資家は1000円で3万株しか売ってくれない。
でも、他の人が1001円で5万株の売り注文を出していてくれたら、
買いたかった残り1万株を1001円で買えることになる。
そうすると、株価は1001円に上がる。
つまり、4万株(4000万円分)の買い注文をしても、1円しか上がらなかった。
流動性が高いとこのように値動きが安定する。
だから、適正価格1000円近くで買うことができる。
一方で、ウンコ株式会社の流動性が低かった例を思い出してほしい。
たった300株買っただけで、1000円から1500円まで激上がりした。
流動性が低いと激しい値動きになる。
だから、適正価格1000円近くでは買えなくなる。
そんな株とかリート、俺は買いたくない。
流動性が低いと株価操作できる
流動性が低い銘柄は、少ない資金でも株価を大きく動かせるんです。
テクニカル分析っていって、株価のグラフ(チャート)を元に、未来を予想しようってい手法がある。
「チャートがこういう形になったら、買い」だっていうパターンがあるわけですよ。
逆三尊とか、ダブルボトムとか、カップウィズハンドルとか、いろいろある。
流動性が低いと、これら「買いのサイン」となるチャートの形を誰かが株価を操作して意図的に作れちゃうんです。
700億円とかが日々売買されているトヨタ自動車の株価を操作するなんて、普通は無理だと思うんだけど、
一日に売買される金額が、数万円とか数十万円の会社は、簡単に株価操作できちゃうんだよ。
あ、ちなみに、株価操縦は違法ですからね!
でも、実際に株価操作をして逮捕された人がいますから、あなたが巻き込まれないように、こういうことを書いてます。
例えば、
わずかな買い注文で簡単にストップ高になる株で、値段をメチャクチャ上げておく。
その後、SNSとか投資セミナーで「この株はこれから大化けする」と、その株を初心者に勧める。
初心者の人が株価を見てみると、本当に激上がりしているので、情報は本物だと信じて買ってしまう。
売るのはもちろん、株価を意図的に吊り上げた犯人たちです。
結果、悪い人は大儲けして、初心者の人は価値の低い株を超高値で買わされることになります。
流動性が低い銘柄は、こういうこともあり得るので気をつけてください。
流動性チェックのやり方
流動性が高いかどうかの判断ですが、最低でも1日の売買代金(出来高×株価)が1億円以上は必要だと聞いたことがあります。
出来高っていうのは、どれだけの株数が売買されたかってことです。
10月24日の出来高が100万株だったら、その株は24日に100万株の売り買いがあったということ。
その日に100万株分の売り注文と買い注文があって、それが成立(約定)したから、100万株が売り手から買い手に渡ったということです。
売買代金ってのは、1株1000円の株が10万株分、取引が約定したら(出来高10万株)、
1000×10万=売買代金1億円ってことになります。
要するに、金額ベースでいくら取引されたかということ。
最低、出来高10万株以上だったら流動性があると判断する、・・というように、出来高を基準に考えている人もいるのですが、売買代金を基準にしたほうがいいと思います。
理由は、株価は銘柄によってバラバラだからです。
出来高10万株以上の株を取引するってルールにした場合、
300円の株だったら、300×10万株=3000万円の取引が行われた。
1万円の株だったら、1万円×10万株=10億円の取引が行われた。
・・・というように、同じ10万株でも、取引金額の規模が変わってしまうからです。
はい、ここまではよろしいでしょうか。
とはいえ、ゴメン!
俺は売買代金なんて、いちいちチェックしてない!
面倒くさいからだ!
俺は時価総額1000億円以上の株を買うっていうのを基本的なルールにしている(WOWOWとかSTIフードホールディングスとか優待欲しすぎて買ってしまう例外はあるけど)。
時価総額1000億円を超える銘柄で、売買代金1億円を下回るなんてことは、普通はないからだ。
普通ないことに、ものぐさ王たる俺がチェックするとでも?
時価総額1000億円超えで売買代金が1日1億円を下回る銘柄は、あるかもしれないけど、俺は知らん。そんなもののために、わざわざ売買代金なんてイチイチ見たくない。メンドイ。
でも、あなたは時価総額1000億円未満の株を買うかもしれない。
その時は、1日の売買代金をチェックしたほうがいいかもしれない。
勘違いしないでほしいのは、
1日の売買代金が1億円を下回るものを買ってはいけない、とは言ってないです。
流動性が低くなるのを覚悟して買ってくださいってことです。
俺が現在保有しているSTIフードホールディングスは売買高は1億円いかないですが、俺は応援したい企業だから、それを受け入れて買っているということです。リスクを覚悟しているわけです。優良企業だし、優待の缶詰おいしいから。
ちなみに、冒頭で情報企画【3712】を流動性が低いという理由で売ったと言ったが、
売ったのは大分昔の話だけど、2026年10月24日現在でいうと、情報企画は時価総額198億円、売買代金1904万円となっていて、俺の基準には満たないです。いい会社なんだけどね。
大化け株は「売買代金1億円未満」に多い
俺は安全性の高い大型株を好む。
でも、時価総額1000億円未満だったり、売買代金1億円未満の流動性の低い銘柄の中に、将来的に何倍、何十倍にもなる成長株がある。
素晴らしい業績の会社なのに流動性が低いということは、良い会社が多くの人に気づかれずに放置されているってことだ。
それは投資の大チャンスになり得る。
なので、流動性の低い株を買って成功できないとは言っていない。
流動性の高い銘柄のほうが安全だと俺は考えているので、あなたにお勧めしているというだけです。
時価総額や流動性の低い銘柄は、かなり大きなリターンが得られることがあります。
ただ、それに見合ったリスクがあり、売買代金が少ないということは、単なる不人気な倒産危機企業という可能性もあります。
流動性が低いということは、人気がないということです。
人気がなくてもその価値に気づかれないお宝株もありますが、
普通に業績不振で将来性ゼロだから誰も見向きもしないという可能性もあります。
それは頭に入れておいてください。




