【iDeCo入門】税金という名の合法カツアゲから財産を守れ Part2

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この記事は「【新NISA入門】税金という名の合法カツアゲから財産を守れ!」の続編です。

iDeCoでも、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)か、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のどちらかを買ったほうがいいと思いますが、
そういったことや、そもそも株とはなんだ、ということまで、
基本的なことは、↑「【新NISA入門】税金という名の合法カツアゲから財産を守れ!」に書いてあるので、ご覧ください。

目次

あなたにiDeCoは必要なのか?

iDeCoっていうのは、簡単にいうと、株とかを買って税金を低くできる制度です。

俺はiDeCo、好きじゃないです。

理由は、障害を負ってしまった場合など、例外的に、60歳になる前に引き出せる場合はありますが、
原則60歳まではiDeCoで買ったものを売って自分で使うということはできないからです。

あなたはどんな感じの人なんですかね。

このブログを読んでくれてる人の中に、今、辛い思い、大変な思いをしている人がいると思います。
そういう人に、現時点ではiDeCoは相応しくないと思う。

「今」が大変なのに、「今」あるいは、「近い将来」お金が必要になるかもしれないのに、60歳まで使えないなんて、危ないじゃん?

あなたが20歳だとしたら、iDeCoにお金を投じたら、40年間そのお金は使えないんだよ?
40年後、その投じたお金はきっとかなり増えていると思う。
それってなんの意味あると思う?
そうです!
老後です!
老後のための資金を作るのがiDeCoなんです!

でもさ、あなたの人生で大切なのは、老後よりも若い時代じゃないですか?
その若い時代に輝いてこその素敵な人生じゃあないんでしょうか?

年金ってわかりますかね。
20歳から60歳まで年金支払ってたら、65歳から毎月お金もらえます、ってヤツです。

昔はこの年金だけで老後は生活できてたんです。
でも、子供を生む人が少なくなって、日本の人口が減って、
年金だけでは老後に生活できないっていうのが、あきらかになってるんです。

国の年金制度では、あなたの老後を支えられないから、自分で老後の蓄えを作ってね、っていうのがiDeCoです。

あと、つみたてNISAの趣旨も、老後の生活費は自分で作ってねっていうことでしょうね。

じゃあ、年金だけじゃ、老後がヤバイから、今からiDeCoとか積立NISAをやっとくべきじゃないか!
ってことですよね。
そりゃあ、そうなんだけど、
今、あなたが大変な状態だったら、老後のことなんか考えてる場合じゃなくね?って思う。

あなたが今、大きな問題を抱えているとしたら、
その問題解決のためにお金が必要になったりしませんかね?ってことを俺は心配している。

あなたがそういう状態だったら、iDeCoの優先度を低めに設定したほうがいいかもしれない。

とはいえ、iDeCoの節税メリットは大きいし、老後の資金を作る必要性もたしかにあるので、今日はiDeCoについて話します。

1,積立時に節税できる

俺はアパートを経営してるんですが、利益から税金が取られます。
で、iDeCoで毎月15000円、年間18万円を積み立ててます。

で、俺のアパート経営の利益からこの18万円が引かれた金額から税金の計算がされるんです。
要するに、iDeCoでeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を買うと、俺の不動産経営で取られる税金が少なくなるんです。

あなたが会社員をやっていたら、税金を源泉徴収されているはず。
iDeCoをやったら、それが減るってことです。

iDeCoで投資した分だけ、毎年の税金が安くなる、これはかなりお得だと思います。

額面年収の目安
(所得税+住民税の税率)
毎月 1.2万円 積立
(年間 14.4万円)
毎月 2.3万円 積立
(年間 27.6万円)
毎月 6.8万円 積立
(年間 81.6万円)
年収 300万円 前後
(税率 約15%:所得税5%+住民税10%)
約 21,600円 /年約 41,400円 /年※自営業者のみ選択可
約 122,400円 /年
年収 500万円 前後
(税率 約20%:所得税10%+住民税10%)
約 28,800円 /年約 55,200円 /年※自営業者のみ選択可
約 163,200円 /年
年収 700万円 前後
(税率 約30%:所得税20%+住民税10%)
約 43,200円 /年約 82,800円 /年※自営業者のみ選択可
約 244,800円 /年

↑この表の見方なんですけど、
額面年収300万円くらいの人が、毎月12000円をiDeCoで積み立ててたら、年間21600円の税金が浮くって意味です。

iDeCoで年間14万4000円(12000円の12ヶ月分)を積み立てると、国が「iDeCoに使った14万4000円分には、税金をかけなくていいよ」と認めてくれてるんです。

つまり、

本来払うはずだった、税金をかけなくてよくなった金額(14万4000円)にかかる分の税金が取られなくなるってことです。

年収300万円くらいの人の税率は約15%です(所得税5%+住民税10%)

だから、14万4000円×15%(0.15)= 21600円分の税金が取られないってことです。

毎月12000円積み立ててたら、1年間で21600円がお得になるって、けっこういいですよね。

所得税の税率計算

所得税の税率計算をおまけに付けときます。

課税所得(※税金計算のベース)★ あなたの所得税率
194.9万円以下5 %
195万円超 〜 329.9万円以下10 %
330万円超 〜 694.9万円以下20 %
695万円超 〜 899.9万円以下23 %
900万円超 〜 1,799.9万円以下33 %

俺の場合だと、令和7年度の不動産収入は、
売上 - 経費 - 青色申告特別控除(65万円)= 約491万円(これが所得金額)となる。

そこから、基礎控除、社会保証料、寄付金控除(ふるさと納税ね)、小規模企業共済等掛金控除(iDeCoに支払った金額ね!)を引いて、317万円になる。
この317万円(課税所得)が税率を決める数字になる。

課税所得317万円なので、俺の課税所得「195万円超 〜 329.9万円以下」の中に入る。
だから、所得税率は10%になる。

この所得税率10%に、住民税10%を足して、20%が俺の税率になる。

俺は毎月15000円をiDeCoで積み立ててるから、年間18万円になる。

だから、18万円×20%(0.2)=36000円分の税金がiDeCoの力で払わなくて良くなったってことです。

☆★☆ 言葉の説明 ☆★☆
1,額面年収(年収・総支給額)
意味:会社から支給される、「すべての手当てを合わせた1年間の総額」です。
特徴:まだ税金や保険料が引かれる前の「一番大きい金額」です。求人票に書いてある年収や、源泉徴収票の「支払金額」という欄に載っている数字がこれです。

2,所得金額(給与所得)
意味:額面年収から、会社員の経費(会社員は自分でパソコンやスーツを買っても経費にできない代わりに、国が年収に合わせて自動的に計算して、税金を免除してくれる「みなし経費」のこと)を引いた、いわば「あなたの本当の取り分」です。
特徴:自営業でいう「売上から経費を引いた利益」と同じ状態です。

3,課税所得(課税される所得金額)
特徴:これに所得税の税率(5%や10%など)が掛け算されます。 

2,iDeCoからお金を受け取る時に節税できる

結論

iDeCoの受け取り方はかなり面倒くさいです。

なので、とりあえず、
iDeCoは受け取る時に、気をつける必要がある。それを頭に入れておいてください。

どうやって受け取るのが最良かは、人によります。

俺だったら、退職金なんてもらえないから、60歳になったら一括で受け取って税金をゼロにします。
退職金をたくさんもらえるって人は、安易に一括で受け取るっていうのは注意しなきゃいけないでしょう。

iDeCoで受け取る時、どんな感じになるのかって話は以下にします・・。
漠然とでいいので、あなたにイメージしてほしいので。

でも、ぶっちゃけた話、

iDeCoを受け取るのは、きっと、俺もあなたも、はるか遠い未来のことですよね。
その遠い未来で、俺が下記で説明した制度は、変わってる可能性が高いと思いませんか?

あなたが20歳だったら、40年後の話ですからね・・。

そんな変更される可能性が充分にありそうな受け取り方を、今、一生懸命読んで覚えなくてもいいような気がします。

が、しかし、

iDeCoをやるのに、制度を理解していないっていうのは駄目なので、
ざっくり説明しますね。

でも、どうせiDeCoからお金を引き出すのは、遠い未来なので、忘れるでしょう。
忘れてもいいです。
忘れてもいいんですが、

iDeCoを受け取る時に、「一番いい受け取り方を調べる」っていうことだけは頭に入れておいてください。

iDeCoは受け取り方を間違うと、税金が高くなってしまうからです。

iDeCoで積み立てたものを一括で受け取る場合

iDeCoは受け取る時に税金がかかりますが、

iDeCoを受け取る時、退職金や年金と同等に扱われます。

だから、退職金控除や公的年金等控除が使えます。

こっから↓iDeCoとは違う、退職金の日本のルールの説明をします。
会社をやめると退職金っていうお金がもらえる会社があります。
大企業で2000万円くらい、中小企業で、1000万円くらいの退職金をもらえるみたいです。
で、この退職金にも税金がかかりますが、
退職所得控除で払う税金を少なくしたり、ゼロにしたりできます。
退職所得控除は、長く会社に勤めていると、増えていくんですけど、

iDeCoもこれと同じように加入期間が長ければ、退職所得控除の額が増えます。

iDeCoで、退職所得控除を受けられる金額は、
iDeCoの加入年数が、20年以下の場合は、40万円 × 加入年数(80万円に満たない場合は、80万円)
iDeCoの加入年数が、20年超の場合は、 800万円 + 70万円 ×(加入年数 - 20年)

加入期間退職所得控除額計算式
10年400万円40万円×10年
15年600万円40万円×15年
20年800万円40万円×20年
25年1150万円800万円+70万円×5年
30年1500万円800万円+70万円×10年
40年2200万円800万円+70万円×20年

っていうことになり・・まあ、要するに、iDeCoに長く加入していたら、
退職金控除枠が増えて、一括で受け取る時の税金が低くなるってことです。

例えば、あなたが、30歳からiDeCoでeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を毎月3万円積み立てて、
60歳になった時に、2500万円まで増加していたとする。

で、iDeCoの中の2500万円のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を60歳で一括売却した場合はどうなるだろうか。

加入期間は30年なので、退職所得控除額は1500万円だ。

だから、S&P500売却額2500万円ー退職所得控除額1500万円=1000万円に税金がかかる。

退職所得控除を超えた部分は、2分の1が課税対象になる。
だから、上記の例でいうと、1000万円÷2=500万円に所得税・住民税がかかってくるってことになる。

俺にみたいに会社員じゃなくて、退職金がない人は気にしなくていいことだけど、
会社員で退職金をたくさんもらえるって人は、退職金とiDeCoで積み立てた金額の合算したものが課税対象になるから、退職金をもらう年と、iDeCoを受け取る年を別にしたほうがいい。
とか、細かいところはあるけど、たぶん、遠い未来のことで制度も変わってるかもしれないから、
受け取る時に、改めて調べたほうがいい
と思う。

iDeCoで積み立てたものを分割で受け取る場合

で、iDeCoで積み立てた資産を売って、年金として分割で受け取る時は、
退職所得じゃなくて、雑所得として扱われます。
つまり、国からもらう老齢年金(国民年金・厚生年金)と同じグループとして扱われます。

だから、一括でもらう時とは、控除の種類が違って(退職金控除ではない)、公的年金等控除ってのが適用されます。

iDeCoを年金で受け取る場合は、5年以上20年以下の範囲内で受取の期間を選べます。

例えば、70歳で「国からの年金、年84万円」と「iDeCoの分割の年金、年125万円」を受け取っていた場合、合計した「年209万円」が税金計算の対象になるってわけ。

で、公的年金等控除で、65歳未満の人だったら、もらえる年金の額が、年間60万円までだったら税金がかからないし、65歳以上だったら、もらえる年金の金額が、年間110万円までだったら、税金がかからない。
ってことになってる。

んで、もしこの金額を超えた場合は、超えた分の金額に対して税金がかかるんだよ。

つまり、上記の例だと、年金+iDeCo受取209万円ー公的年金等控除110万円=99万円・・これに基礎控除を引かれた金額に税金がかかる。

この例の場合は、年金収入だけだが、他に稼ぎがあるなら、それも合算されて税金がさらに高くなる(俺の場合、不動産収入などが合算される)

それから、会社をやめると、国民健康保険に加入することになるんだが、
iDeCoを年金受取にすると、この国民健康保険料が上がる要素となる。

ちなみに、俺の経験上、国民健康保険料はかなり高いぞ。

まとめ

はい。受け取り方の説明、長くてメンドイですね。
読み飛ばしてませんか?
テキトーに読み飛ばしたあなたは正解!

もしあなたが60歳まで安定的な収入が得られるなど、
安泰な立場だったら、iDeCoはすごく良いんだと思う。

あ、ていうか、もしかして、そういう人ばかりなのかな?
俺は人生で一度も安心できる立場になったことがないので、ピンとこないですが。

でも、60歳まで本当に安泰の立場を維持できるかは、わからないですよね。
もしあなたが公務員だったとしても、なにかあって途中で退職する可能性とかはないんですかね。

俺はこういうふうにいつも悲観的でネガティブに考えて、危険を避けようとするクセがついているので、
60歳まで資金がロックされるなんて、怖いなって思っちゃいます。

それでも、俺がiDeCoをやっているのは、節税効果がかなり高いからです。

老後の資金をつくることにおいては、iDeCoが最良の選択だと思います。

究極の投資法、インデックス積立から最大限の恩恵を得られるのが、iDeCoです。

インデックス投資についての説明は↓こちらをどうぞ

なので、あなたが、60歳まで安定した収入を見込めるのであれば、iDeCoをオススメします。

でも、俺が本当にオススメしたいのはNISAです。
NISAはいつでも売れますからね。
こっちは自信をもって勧められます。

↓NISAの説明はこちら。

省略してるものがあります

他にもiDeCoは細かいことがいろいろあるんですよ。

例えば、

iDeCoやる時に、初回だけ手数料2829円がかかるとか、
毎月の国民年金基金連合会に払う加入者手数料120円(2026年12月分から)とか、
他にも運用管理手数料とかってのがあったりする。これは、銀行や証券会社によっては、無料になったり、毎月数百円取られたりするんだけど、

そんな細かいことは大した問題じゃないから、省略してます。

他にも国民年金払ってない人はiDeCoに入れないとか、
60歳になる前でも、日本国籍を喪失とか、条件をクリアした場合には引き出せるとかね、
いろいろあるんだけど、省略しています。

あ、でも、60歳になる前でも障害を負った場合はiDeCoからお金を引き出せることがある、っていうのは覚えておいた方がいいかもしれない。

それで、細かいところを勉強するよりも、大事なことに注目してほしいです。

iDeCoで大事なのは、
1, 60歳まで原則積み立てたお金を引き出せない。
2, iDeCoで毎月投資すると、その年に支払う税金が少なくなる。
3, 受け取り方によっては、税金がゼロになることもあるし、税金を支払うハメになることもある。
だから、受け取る直前に、税金が一番低くなるベストな受け取り方を調べる必要がある。

この3点だけ、頭に入れて、iDeCoをやるかどうかを判断したらいいと思います。

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この記事を書いた人

1979年生まれ。学校にほとんど通わず、労働経験もほぼないまま長期引きこもりの詰み状態になる。だけど一生懸命がんばって、大好きな女性と結婚し、資産形成にも成功して現在は働かずに生活可能に。今は子育てに全力投球中。本音を言うとずっと引きこもっていたいのですが?

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