お金持ちになるより大切なこと
あなたをどうやってお金持ちにするかの道しるべ
「お金攻略ロードマップ」をブラッシュアップしていて気づいたことがある。
凡人がお金持ちになるためには、
節約して→長期分散投資する。
っていう主張をしていたんだが、
「節約」について、もっと深く考えたほうがいいと思った。
これはすごく大事なことのように思える。
「凡人がどうやってお金持ちになるか」をテーマに、お金攻略カテゴリーを作ってたんだけど、
それより大きな、このブログ全体を作るにあたってのテーマは「あなたを幸せにすること」だ。
一人で引きこもって苦しんでいた昔の自分に、未来の俺がわかっている知恵を届けたい、と思って始めた。
一人で引きこもって苦しんでいた昔の自分は、もう過去のものとなって存在しないけど、
同じように苦しんでいる人がいて、その人が読んで幸せな方向に行ってくれたら、嬉しいと思ったんだ。
なので、あなたがお金持ちになったとしても、幸せになれなかったら、
それは俺のやりたかったことじゃないと思った。
んで、
「節約」を間違えると、あなたの幸福度が減ると思った。
なので、今日はそこを深く話したいと思う。
そのタイミングで買うことの重要性
俺の母さんはバルザックの「谷間の百合」を学生時代に読んで感動したらしい。
「でも、今読んでみたらぜんぜん感動しない!つまんなかったわ!!」
って言ってた。
10代の頃読んで感動したものを、50代で読んで同じようには感じないんだ。
年を取ると、感動できる力が弱まっていくと思う。
16歳の時、フリースクールに通ってたんだけど、
そこでKに会った。
Kはすごい漫画が好きで、すべての漫画の週刊誌を毎週買ってるほどだった。
ジャンプもサンデーもマガジンも全部買って読んでるんだ。
ブラックジャック全巻持ってたりして、趣味が渋いんです。
そのKがさ、「寄生獣がめちゃくちゃ面白いんだよなー」って言ったんだよ。
フリースクールからの帰り、電車降りて、それを思い出した。
川崎駅の近くには本屋があるんだ。
Kが面白いって言うくらいだから気になった俺は本屋に入って、寄生獣を買った。
とりあえず、2巻まで買ったのがよかった。
2巻まで読んで、俺は残りのすべてを買うことに決めた。
寄生獣は俺が人生で一番面白かった漫画になった。
16歳の時に読んだから、それくらい心が動いたのかもしれない。
もしも46歳の今、初めて読んだとしたら、「あ、面白いね」くらいで終わってたかもしれない。
46歳の今、1000万円を出しても、16歳の瞬間に読んだあの気持ちは買えない。
17歳の時、フリースクールで会ったY子とデートの約束をした。
Y子は俺のことが好きだと思ってたからさ、映画に誘ってみたんだ。
そしたら、当日にドタキャンしてきやがった!
すごい腹がたった。
もう準備して、外に出ようって時になってのドタキャンだ。
ヒゲ剃って、顔洗って、勝負服に着替えたのに、馬鹿みたいだ。
部屋着に着替えるのも腹立たしいから、俺はそのまま映画館に向かった。
映画館の前までくると、一人で映画見るのに大金使うのは、もったいないと思った。
だから、有隣堂に行って、本を探すことにしたんだ。
映画見るより、本を買ったほうがいいだろ?
そこで平積みにして置かれていた本があった。
「7つの習慣」だ。
最初のほうのページをパラパラめくると、
著者のスティーブン・R・コヴィーが、「図書館にこもって自己啓発書を読みまくって、最高の本を作ろうとして、できたのがこの本だ」みたいなことが書いてあって、
おお、すげえな、読んでみたいなって思った。
でも、裏側に書いてある金額を見ると、2000円くらいだった。
「高い本だな・・。今日はやめておくか」って思った。
で、フラフラ他の棚を見回ったけど、欲しい本も見つからない。
帰るしかないか・・とも思ったが、
でも、デートをドタキャンされて、映画を見ずに、ここまで来たんだ。
何も買わなかったら、本当になにもない一日になっちまう。
ドタキャンされて、ここまで来た意味が欲しかった。
だから、仕方なく2000円くらい出して、7つの習慣を買ったんだ。
17歳で読んだこの「7つの習慣」に、俺はかなり心打たれた。
俺がよく言うセリフで「間違ったところにハシゴをかけたら、どんなに早くのぼっても間違ったところに早くたどり着くだけだ」ってのがある。
これはたぶん、7つの習慣の二番目の習慣で出てきたフレーズなはずだ。
目標設定が間違ってたら、頑張って目標を達成しても、それは失敗だってことです。
だって、目標自体が間違っているんだから。
これは「間違った節約をしたら、どんなに早く金持ちになったって、失敗だ」と言い換えることができる。

↑この記事にヴィクトール・フランクルの引用が出てくるが、
これは、もろに7つの習慣の第一の習慣の影響を色濃く受けている証拠だ。
読んだのは17歳の時だが、30年近く経った今でも、
7つの習慣で読んだことが俺の思考を作っているんだ。
じゃあさ、節約したらどうなってた?って話ですよ。
俺は嫁や息子やあなたに「節約しようよ!そのほうが金持ちになれるじゃん!」
って強く言う人です。
でもさ、さっきの例で節約してたらヤバくないすか?
7つの習慣を見つけた時、「高い本だから、今日はやめとくか」とか言って、その日に買わなかったらどうなっていただろう?
明日にはデートをスッポかされた日に手に取った本のことなんて忘れてるんじゃないの?
次に本屋で偶然に見かけて手に取った時に思い出すかもね。でも、それが40歳だったら?
ちょっと興味あるな、欲しいな、って思ったのが、17歳の有隣堂だったんだよ。
でも、そこで逃したら、次買ってみようかなって思えるのが、40歳かもしれないよね?
40歳で読んで感動するかもしれないよ?
でも、それは17歳で読んで感動した7つの習慣ではない!!
しかもその17歳から40歳までの23年間は7つの習慣に影響を受けていない世界線の人生なんだよ。
その23年は7つの習慣を読んでいない分、質が低くなっている気がするんだ!
節約してる場合じゃなくね?
寄生獣もそうで、Kが「寄生獣が面白い」
って言ったのをたまたま電車から降りて思い出したんだよ。
Kが言うくらいだから、興味あって、すぐ2冊買ったけど、
節約してお金貯めたいからとか言って、買わなかったら、俺の人生から寄生獣が消えるんだよ?
Kがその日たまたま話題に出した漫画なんて忘れて、一生思い出さないかもしれない。
出会いは突然にやってくるんだよ。
その瞬間に掴まなきゃ、逃すっていうことがある。
あとでチェックしよう、あとで思い出したら買おうって思って、永久に忘れることってよくあるでしょ?
「節約しよう」ってマインドだったら、寄生獣も7つの習慣も買えなかったと思う。
この「節約しよう」ってマインドは、もう人生を引退して、守りに入っている俺に合ってる心構えだと思います。
あなたがこれから人生を変えたいって思うなら、「節約しよう」っていうマインドを強くしすぎると出会いを逃す危険性がある気がする。
だから、興味のあるものに、お金を使うのはアリだって言いたい。
あなたが人生を変えたい、もっと良い人生にしたいって思うのであれば、
興味あるものを直感ですぐに買っていいと思う。
あなたの人生で「すごい感動したこと」とか「メチャクチャ楽しかったこと」とかあるでしょ?
その経験なしで生きてきた自分を想像してみてください。
かなり人生の質が落ちてる感じがしませんか?
その感動した経験はあなたの心を形作っている。
その感動した経験なしでは、今よりも輝きを失った別のあなたになっていたはず。
直感ですぐ買って良い限度額
あ、でも、2000円とか、そんな高くない金額の話ですからね!
そこは誤解しないでくださいね!
300万円の怪しい投資話に興味をもったから、よく調べないで直感で決断する、とかは、やめてくださいね。
もっと低い金額の話です。
えーと、いくらだろ?
直感で気になったら買っていい金額っていくらですかね?
おれはビビリだから、1万円くらいが限度ですね・・
うわあああ!!!資産が1億超えても1万円以上を直感即決ですぐに買えないィ!!!!!!
俺だったら1万円です。
1万円以内だったら、気になって直感で速攻買うのはアリだって思う。
1万円を超えてきたら、さすがに慎重に考えたりとか、安くなるまで待ったりしたほうがよくないですか?
あー、けど、1万円は低すぎるのかなあ?
俺はビビリだから、ここらへんの感覚は自信がない。
だから、
あなたの年齢と立場と収入と状況によって「直感ですぐ買って良い限度額」は変わってくるはずなので、
あなたの「直感ですぐ買って良い限度額」は、あなたが自分自身と相談して決めたらいいと思う。
でも、言わなくてもわかると思うけど、「直感ですぐ買って良い限度額」をあんまり高い金額に設定すると、さすがに貧乏になってしまうので、そこは気をつけてください!
でも、あなたが若い人だったら、それでもいいよね?
例えばあなたが17歳で、興味あることにお金を全部使って、貯金ゼロ。
なにが問題ですか?
17歳で興味を押し殺して貯金した1万円と、1万円使って得られた経験、どっちが人生に良い影響を与えますか?
俺が貯金ゼロだったら大変なことだけどさ、
17歳で貯金ゼロでも何も困らないでしょ。
ちなみに、なんで俺の中での「直感ですぐ買っていい限度額」は1万円かっていうと、
1万以内だったら、大失敗しても、そんなにダメージないじゃないですか。
もしも、寄生獣2冊買ってすんげえつまんなかった、買わなきゃよかった、ってなっても、ダメージはマイナス1000円くらいですからね。
そのリスクはありますけど、一生好きな漫画手に入る可能性もありますからね。
その小さなリスクをおかす価値は充分にあるわけですよ。
でも、30万円の洗濯機買うとかなったらさ、
それ失敗したら、悲しいじゃないですか。
10年は使うだろうし。
この洗濯機クソだぜ、買わなきゃよかったって10年間思うのは辛いじゃん!
だから、そういう高額なヤツは、
慎重に行きましょう。
こういうのはすぐ買わない。
直感で「これだ!」って思っても、
さすがに、30万もするんだったら、ちょっと待ったほうがよくないですか?
時間をかけて調べてから購入したほうがよくないですか?
って思っちゃう。
お金はあるけど、不幸な人
近所に自然が多い場所があって、息子がまだ2歳くらいの時から、よく行って虫取りしている。
すると、そこへ通りかかるお年寄りたちから声をかけられることが、けっこう頻繁にある。
その中に、しつこく話しかけてくる人がいて、困ったことがある。
最初のうちは、
知らない爺さん「虫取れましたか?」
俺「まあ・・そうすね・・」
とか、
知らない爺さん「こんにちは」
俺「はあ・・どうも・・」
とかくらいの単発のキャッチボールで、通り過ぎてくれてたんだけど、
だんだん、しつこくなってきた。
知らない爺さん「こんにちは」
俺「はあ・・どうも・・」
知らない爺さん「虫、なにかいますか?」
俺「はあ、そうですね」
知らない爺さん「今日は、お仕事はお休みですか?」
仕事はしてません、引きこもりです、なんて言うと、話に花が咲いてしまうので、
「はあ、そうですね・・」
と、顔を向けないで、「立ち去ってくれ」オーラを出しながら、テキトーに返事をしてると、
知らない爺さん「コロナでですか?」
俺「はあ、そうですね・・」
知らない爺さん「コロナ禍が原因で、仕事がお休みなんですか!?」
と、しつこいから、
「あの、今、子供と遊んでるんで、立ち止まらないで、どうぞどうぞ、先に進んでください」
と言って、俺は息子とその場を離れた。
もう話しかけてこないだろうな、と思っていたが、
また別の日に、話しかけてくる。
知らない爺さん「こんにちは」
もう、さすがに無視する俺。
知らない爺さん「どんな虫を飼ってるんですか?」
俺「・・・・・・・・・」
知らない爺さん「うちの隣の人は、カマキリを飼ってるんですよ」
迷惑というのが伝わってないので、はっきり言うことにした。
俺「僕は子供と遊びに来てるんです。子供との時間を大切にしたいので、あなたの雑談に付き合うことはできません。だから、もう話しかけないでください」
そこまで言って、やっと話しかけてこなくなった。
息子とのなによりも貴重な時間を削って、それをこの老人に使う気はない。1秒たりともだ。
この他にもしつこくしてくる人がいたので、今ではもう最初から無視している。
でね、この知らない爺さんなんだけど、
やることなくて、ものすごい暇なんだと思う。
で、たぶん、この人はお金に困ってないでしょう。
やりたいことがたくさんあって時間が足りない、
お金に困ってて、仕事をしなければならないから忙しい、
って人は、道端で、赤の他人にクソどうでもいい話しないでしょ?
人生が楽しく充実してて、赤の他人が迷惑がっているのに、無駄話をする時間的余裕がある人がいるとは思えない。
年金暮らしで、生活に困っていないし、毎日たくさんの時間がある。
でも、何をしていいかわからない、やりたいこと、やることがない。
っていう感じがひしひしと伝わってくる。
この状態が幸せとは全く思わない。
もし、あなたがお金持ちになって、仕事をしなくても良くなって、自由な時間を手に入れたとしても、
この人と同じ状態になったら、人生つまんなくないですか?
長い時間をかけて節約して投資を続けていれば、やがて仕事をしなくても生活できる環境が手に入るかも知れない。
でも、その時になんの楽しみもなかったら、意味ないじゃないですか。
俺だったら、老後は、すげえ名作映画やドラマ、アニメを見たり、漫画や推理小説を読みまくったり、ゲームで遊びまくりたいって思ってるんだけど・・今と変わらねえな・・。
あ、それからゲームを作りたい!・・あ、いや、これはもうすぐやろうと計画中だから、老後じゃねえな・・。
とにかく道端で知らない子連れに「虫は取れましたか?」なんて声をかける暇はない。
やりたいことがいっぱいあるからだ。
じゃあ、この「やりたいことがいっぱいある」っていう心境はどこから来たんでしょうか?
それは間違いなく、若い頃に、映画をたくさん見て、ゲームで遊んで、漫画を読んで、それで感動したっていう経験から発生している。
これまでの人生でたくさんの本を読んで、たくさんの作品を見てきた。その一つ一つが、俺の心を形成していて、それなしでは、今とは感じ方が違う自分になっていたと思う。
俺が節約なしで無制限に買うもの
書いてて気がついたけど、
俺が、全く節約なしで無制限に買うものがありました。
今だったら「子供の本」です。
本だけは、子供が読みたいと言ったものは全部買います。
ここで節約とか言うのは馬鹿だと思うからです。
最近、本が部屋に散乱して、通行に支障をきたしてきました。
(↑お金がある僕が、子供が興味ある本代をケチるのは馬鹿だっていう意味ですからね。
もし、あなたが今、お金に困っている親御さんで、子供に本を買う余裕がないから、
節約するっていうのは、当然であり、適切なことです)
それから、20歳の頃から、本を集めだしたんですが、無制限に、どんどん買ってましたね・・。
特に、仕事ができなくて辛かった20代の頃は、人生を変えたくて、たくさん本を読んでいました。
あまりにも家に本がありすぎて、
俺の部屋に来た女の子は「図書館みたい・・」って言ってました。
一冊の本が自分の人生を変えることもある、と知っていたので、
人生を変える一冊を探し求めていたんです。
義父と縁を切って家を出なくてはならなかった時、
集めた大量の本を持っていくことができず、大部分は置いてきてしまいました。
引っ越し先は4.5畳のワンルームですからね・・。
それはかなり悲しかったです。
俺が10年以上かけて集めた知識の源泉だったのに・・。
まとめ
このお金攻略カテゴリーでは、どうやって凡人がお金を増やすかってことがテーマなので、
節約が大事だ!ということを、たびたび強調することになります。
でも、柔軟に考えてください。
これまで詳しく話してきたとおり、
節約を第一にすると、あなたから幸せを奪う危険性があると思います。
俺はすごい節約家だから、ついつい節約したほうがいいって言っちゃうんですよ!
俺が他の記事で「節約が大事」って言ったとしても、
「直感ですぐ買って良い限度額」を決めて、
でも、無駄遣いを戒めて、
幸福とお金のバランスをとってください。




